2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

黒斑山

巨大な古黒斑山。前掛山も仏岩もなかった数万年前、その山が山体崩壊… 今の黒斑山は山体崩壊した残骸。前掛山を取り囲んでその崩壊面を見せる… 仙人岳方面。崩壊面には火山灰や軽石の層。成層火山・古黒斑山の断面… カモシカ平からのトーミノ頭。崩壊面には…

小浅間山

浅間山の東に聳える小浅間山。仏岩と同時期に誕生した古い溶岩ドーム… 活動を止めて久しい溶岩ドーム。風化、侵食が進んでいる… その割りに焼け焦げたような岩が散乱… 植生も侵入。東側には山頂近くまで潅木が覆う… 新たに誕生した前掛山が仏岩を覆いつくす……

弥陀ヶ城岩

浅間山南面に節理を見せて二段に屹立する岩… 前掛山の土台をなす仏岩。その上に成長した前掛山が仏岩を覆い隠す… 成長した前掛山南面で起きた水蒸気爆発?再びその姿を露呈することに… 仏岩自体が巨大な山。見えているのはそのごく一部… まるで長城。弥陀ヶ…

鬼押出し

天明3年、1783年、噴火末期に火口から北にあふれ出した溶岩… 高温の溶岩は冷えて塊となりながら流れ下る… 赤くドロドロと煮えたぎり、白い煙をモウモウと上げて流れ下った溶岩… 乗り上げ、覆い被さり、転がり、ひしめき合って、その姿を固着させて行く… 失速…

前掛山

天明3年、1783年までは前掛山が噴火口。釜山の東西にその痕跡が残ります。 埋もれ残る旧噴火口内壁。上部には火山灰など堆積を示す地層が見えます。 旧噴火口内壁のそそり立つ節理。 前掛山の山頂。 左は釜山。その噴出物で旧火口底は埋め尽くされています。…

釜山

浅間山。標高2568m。その山頂は大きな噴火口。釜山と呼ばれています。 不気味な音… 吹き出す蒸気… 硫黄の臭い… 引き込まれそうな感覚… 前掛山の中に釜山ができたのは天明3年。1783年。 とても若い山。 総てが地中から吐き出された岩。 今も活動を続けていま…

はじめに

火山噴火。それは破壊的。でも一方で、新たな大地を生み出す活動。荒涼とした噴火口周辺。生まれたての大地。少し離れると、わずかに植生が見られます。さらに下れば、潅木、樹林、多くの花々、虫、鳥、時に動物たちも現れて…。いつしか豊かな自然育む山麓。…